自分でできる水漏れの確認方法!放置のリスクとトラブルを防ぐための対策
たとえわずかな量でも、水漏れを放置すると大きなトラブルに発展する可能性があります。でも、「水漏れの確認は素人には難しい」と感じる人もいるかもしれません。そこで、本記事では簡単にできる水漏れのセルフチェック方法を解説します。道具や難しい知識はいっさい必要ないので、「水漏れしているかも」と感じたら、いつでも簡単に行うことができますよ。
目次
水漏れの確認が必要なケース
小さな水漏れや目が行き届きにくい場所の水漏れは発見が遅れやすく、気づいたときには取り返しのつかない事態になることが少なくありません。ここでご紹介する内容が当てはまる場合は水漏れの可能性があるので、今すぐ確認してみることをおすすめします。
いつもより水道料金が高い
水道料金がいつもと比べて高いと感じたなら、それは水漏れのサインかもしれません。「洗車をした」「子どもをビニールプールで遊ばせた」などの心当たりがないときは要注意です。ちなみに、蛇口から1秒間に1滴のペースで水が漏れるだけで月300円ほど料金が増えるといわれているので、たとえわずかな料金差でも、異変に気がついたらチェックしてみましょう。
床やシンク下が濡れている
水をこぼした記憶がないのに床が濡れていたり、シンク下や洗面台下に水滴が落ちていたりする場合は、水漏れの可能性が高いです。特に、シンク下や洗面台下の収納スペースには配管や排水ホースがあり、水漏れが起こりやすい場所とされています。床のすき間や扉の中は、水漏れしていても見つけにくいため、こまめな確認が必要です。
カビの臭いがする
部屋にカビ臭さを感じたときは、水漏れが原因でカビが繁殖している可能性があります。特に、古い建物は配管の老朽化によって壁裏や床下で水漏れが起こりやすく、天井や壁、床下、押入れの中などにカビが発生するリスクが高くなるので注意しましょう。
水漏れの確認方法
小さな水漏れや目が行き届きにくい場所の水漏れは発見が遅れやすく、気づいたときには取り返しのつかない事態になることが少なくありません。ここでご紹介する内容が当てはまる場合は水漏れの可能性があるので、今すぐ確認してみることをおすすめします。
水道メーターで水漏れがないか確認する
家全体で水漏れが発生しているかどうかは、水道メーターの「パイロット」という箇所で確認できます。パイロットとは、水漏れなどのチェックに使われるパーツで、銀色の丸いコマのような形をしています。水漏れを確認するには、まず家の中にある蛇口をすべて閉めてください。その状態で、もしパイロットが回転していたら、家のどこかで水漏れが起きている証拠です。
キッチンの水漏れを確認する方法
キッチンでは、蛇口やシャワーホースをはじめ、シンク下の配管、排水ホースなどをチェックします。蛇口やハンドルの根本、パイプの継ぎ目から水が漏れていないかを確認し、シャワーホースが付いている場合は、かならず全体を引き出して確かめましょう。シンク下は、床が濡れていたりカビが生えたりしていないかを確認し、配管や排水ホースが濡れていないかもあわせてチェックします。
洗面所の水漏れを確認する方法
洗面所もキッチンと同様、蛇口やシャワーホース、洗面台下の配管、排水ホースを確認します。なお、洗面台の下に掃除用具や洗剤などを保管している場合は、それらをすべて取り出してから、床や配管まわりが濡れていないかをチェックしましょう。
トイレの水漏れを確認する方法
トイレでは、便器本体や温水洗浄便座、給水管を確認します。使用していないにもかかわらず便器に水が流れている、温水洗浄便座の洗浄ノズルや給水フィルターから水漏れしている、給水管からポタポタと水が落ちているなどの症状がないかを確かめましょう。
お風呂場の水漏れを確認する方法
お風呂場でチェックしたいのは、シャワーと蛇口、そして浴槽です。もし、浴槽から水が漏れ出している場合は、ゴム栓の劣化もしくは本体のひび割れが考えられます。後者の場合は、床下にまで水が入り込むおそれがあるので、即座に使用を中止し、早急に修理または交換を依頼してください。
洗濯機の水漏れを確認する方法
洗濯機本体だけでなく、蛇口や給水ホース、排水ホースも忘れずにチェックします。中でも見落としやすいのが、洗濯機の底にある排水ホースです。排水口から外れたり、破れたりしていると、防水パンから水が溢れ出すリスクがあるからです。同時に、排水口にゴミや髪の毛などが溜まっていないかも確認しましょう。
屋外の水漏れを確認する方法
屋外の蛇口は、風雨にさらされるため劣化が早く、水漏れしやすいので要チェックです。なお、地面や壁の中に埋め込まれた配管については、自分で確認をするのは難しいため、水漏れが疑われる場合は業者に相談するようにしてください。
業者に水漏れの確認をしてもらう場合の費用相場
自分でも簡単な水漏れのチェックはできますが、業者に依頼すればより正確に水漏れ箇所の特定ができます。水漏れ調査には、「音聴棒」と呼ばれる金属製の棒を当てて音を確かめる「音聴法」や、配管に探知機を設置して確認する「漏水探知法」、ガスを充満させて水漏れの有無を調査する「ガス探知法」などがあります。
それぞれ費用相場は異なり、「音聴法」で8,000円~15,000円、「漏水探知法」だと12,000円~18,000円、「ガス探知法」の場合は20,000円~30,000円ほどです。ちなみに、使用する機器や調査箇所によっては、より高額になることがあります。なお、業者に依頼する場合は、数社から相見積もりを取っておくとよいでしょう。
水漏れを確認せず放置することのリスク
ここまでお伝えしてきたように、水漏れはふだん目につかない場所でも発生している可能性があるため、トラブルになる前の対策が重要です。ここでは、水漏れを放置するリスクをご紹介します。
水道代が高額になる
わずかな量であったとしても、長いあいだ水漏れを放置すると、水道代が高くなってしまいます。たとえば、蛇口の先から1秒間に1滴ずつ水が漏れるだけで、1カ月に300円近く上がるといわれています。太さ1mmほどの糸状の水漏れになると、その差額は2,000円にもなるそうです。
ちなみに、自治体によっては水漏れによる水道代の負担額を軽減または免除できる制度もありますが、あくまで「使用者に過失がないこと」が条件です。異変に気づきながら確認を怠っていた場合や、単なる蛇口の閉め忘れなどといった不注意の場合には、申請が通らない可能性が高いので注意しましょう。なお、水道代の減免制度については、地域によって条件が異なります。
カビや腐食の原因になる
キッチンでは、蛇口やシャワーホースをはじめ、シンク下の配管、排水ホースなどをチェックします。蛇口やハンドルの根本、パイプの継ぎ目から水が漏れていないかを確認し、シャワーホースが付いている場合は、かならず全体を引き出して確かめましょう。シンク下は、床が濡れていたりカビが生えたりしていないかを確認し、配管や排水ホースが濡れていないかもあわせてチェックします。
階下の住人とトラブルになる
マンションやアパートの水漏れは、下の階にまで影響が及ぶことがあり、階下の住人とトラブルに発展するケースが少なくありません。実際に、洗濯機の排水ホースが外れていることに気づかず、防水パンから大量の水が溢れ出し、床のすき間などから下の階に漏れ出してしまったという事例もあるそうです。
一人暮らしだと、日中に水漏れが起きても、帰宅するまで気づかないことがほとんどです。集合住宅での水漏れは、階下の住人との関係が悪くなるだけでなく、高額な弁償費用を請求される可能性も高いので、事前にしっかり対策をしておきましょう。
水漏れはトラブルになる前の対策が重要
たとえ少ない量であっても、水漏れは放置すると大きなトラブルになる可能性があるため、前もって対策しておくことが重要です。
水道代をこまめにチェックする
水漏れに早く気づくためにも、水道代はこまめに確認しておくことをおすすめします。水道料金の明細は数カ月分とっておき、差額をチェックしましょう。そして、いつもより高いと感じたら、今回ご紹介した方法で水漏れの確認を行ってください。
床やシンク下は特に要注意
床のすき間やシンク下の水漏れは見落としやすいので注意しましょう。特に、シンク下は開ける機会が少ないという人が多く、気づいたときには水浸しになっていたというケースも少なくありません。ふだん目にすることが少ない場所ほど、注意して観察することが大切です。
SwitchBotの水漏れセンサーを設置する
とはいえ、水漏れをつねに見張っておくのはとても大変です。そんなときは、SwitchBotの水漏れセンサーをおすすめします。SwitchBotの水漏れセンサーは、気になる箇所に設置するだけで水漏れを検知してくれる、とても便利なアイテムです。センサーが水漏れや浸水を検知すると、最大100dbのアラーム音で異変をおしらせ。アプリに登録しておけば、外出先でもプッシュ通知で水漏れを教えてくれます。
サイズは厚さ29mmとコンパクトで、洗濯機の裏や家具のすき間など、狭い場所でも設置が可能です。電池式のワイヤレス設計なので、シンク下や洗面台下など扉の中でも使えます。さらに、浴槽や水槽の水位も計測できるコード付きタイプもあり、うっかり水を止め忘れても安心です。
まとめ
この記事では、自分でできる水漏れの確認方法と、水漏れを放置するリスクを解説しました。ふだん目につかない場所の水漏れは発見が遅れやすく、気づいたときには取り返しのつかないことになるケースも少なくありません。SwitchBotの水漏れセンサーを使えば、隠れた場所の水漏れもリアルタイムで検知してくれるので、水漏れを見落としたくない人や、外出中の水漏れが不安という人におすすめです。