猫の暑さ対策はどうすべき?夏を乗り切る方法とは?留守番中の節約対策も解説

猫を飼っている人の中には、夏の平均気温が上昇した影響で、家で過ごすことがつらくなってきたという方も多いでしょう。そういったときに気になるのが、猫の暑さ対策です。

この記事では、猫の暑さ対策として正しい夏の乗り切り方を節約対策も含めて紹介します。猫が夏バテや熱中症になったときの対処法も解説しているので、暑い夏がやってくる前にぜひチェックしてみてください。

猫の暑さ対策はどうすべき

目次

1、夏は猫の暑さ対策が必要不可欠!

2、留守番中に熱中症にかかるペットが増加中!

3、室内飼いの猫の暑さ対策5選

  • 対策①湿度に合わせて除湿家電を起動する
  • 対策②空気を循環させる
  • 対策③室内干しの洗濯物にサーキュレーターを当てる
  • 対策④家具や荷物を減らして隙間を空ける
  • 対策⑤水回りの除菌・殺菌を徹底する

4、老猫・子猫の場合は暑さ対策に気を付けよう

5、猫が熱中症・夏バテになったらどうする?

最後に

1. 夏は猫の暑さ対策が必要不可欠!

自宅で猫を飼っている人の中には、空調設備を切り、窓を開けた状態で外出する人も多いでしょう。確かに猫は人間よりも熱に強い生き物です。とはいえ平均気温が上昇している現代において、窓を開けるだけの対策では、猫が体調不良を起こすほか、最悪命の危険があります。

まずは夏に猫の暑さ対策が欠かせない理由についてまとめました。

熱さに弱い猫も多い

自宅で海外品種の猫を飼っている人は、暑さに弱い猫がいることに注意してください。例えば、次のような猫は暑さに弱いと言われています。

  • メインクーン
  • サイベリアン
  • アメリカン
  • ショートヘア
  • ブリティシュ
  • そのほか品種改良された猫

基本的に猫は暑さに強い生き物ですが、寒い地域に生息している猫によっては暑さに弱い品種も少なくありません。特に長毛の猫はからだに溜まった暑さを放熱しづらい構造になっているため、暑い場所に長時間放置するのは危険です。

気温の上昇により窓を開けるだけでは対策が難しい場合も

「猫は暑さに強いから、窓を開けていれば大丈夫」と考えている人もいますが、近年の平均気温上昇や建物の構造の影響で、窓を開けるだけでは対策できないケースが増えてきています。

例えば、湿度の高い日本は平均気温が上昇した影響で、空気が生ぬるくなり風が吹いてもからだを冷ましにくくなってきました。また、近年では省エネのために気密性や断熱性を意識した建物が増えているせいで、室内の暑さを逃しにくくなっているのも事実です。

デジタル温湿度計
SwitchBot温湿度計プラス SWITCHBOT株式会社 1個
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SwitchBot温湿度計プラス SwitchBot(スイッチボット)
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SwitchBot 温湿度計プラス

そういった状態で窓を開けても、十分な空気の入れ替えができないほか、涼しい空気を自宅に取り込めません。比較的涼しい日なら問題ありませんが、真夏に窓を開けるだけでは、暑さ対策が不十分だと覚えておきましょう。

2. 夏に猫の暑さ対策をしないのはNG!起こるかもしれないリスクとは?

自宅で十分な暑さ対策を実施しなかった場合、猫にさまざまなリスクが襲い掛かります。暑さの影響で起こる問題を3つまとめました。

今年の梅雨の特徴

熱中症にかかる

猫も人間と同じように、高温多湿な環境に長時間いると熱中症にかかります。熱中症を発症すると、意識を失うほか脳に深刻なダメージが加わる影響で、身体機能に異常が起きてしまうかもしれません。

また、留守番中の猫が熱中症の状態で長時間放置されてしまうと、命の危険があります。

夏バテのせいで病気にかかりやすくなる

何日も暑い部屋の中で過ごす猫は、時間をかけて夏バテを発症するおそれがあります。夏バテになると食欲が落ちて免疫力が低下するため、風邪などの病気にかかりやすくなると覚えておきましょう。

グルーミングができにくくなる

猫がからだをなめる「グルーミング」には、毛づくろいのほかに、唾液が蒸発することで体温を下げる効果があるとご存じでしょうか。

しかし暑さ対策を実施しなかった場合、猫のからだの水分が減ってしまう影響で、唾液が出ずに体温を下げられなくなります。結果としてからだに熱が溜まり夏バテや熱中症を発症しやすくなるので、暑さ対策に取り組むことが大切です。

2. 留守番中に熱中症にかかるペットが増加中!

環境省の熱中症予防情報サイトに掲載されている「ペットの熱中症と対策」の資料によると、家で留守番をしているとき、家で一緒にいるときなど、ペットの熱中症はよく自宅内で発生していることがわかります。

 留守番中に熱中症にかかるペットが増加中!

出典:環境省「ペットの熱中症と対策

また同資料の中では、重度の熱中症にかかった場合の死亡率が36~46%と高く、そのほとんどが熱中症の発症から24時間以内に起きていると説明されています。毎年のように暑さが増しているなか、猫を含めたペットの暑さ対策を実施しなければ、命にかかわる問題に発展することに注意が必要です。

3. 室内飼いの猫の暑さ対策5選

室内飼いの猫の暑さ対策をはじめたい人向けに、おすすめの対策を5つ紹介します。空調設備の節約になる対策もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

暑さ対策①飲み水を複数箇所に配置する

猫の熱中症リスクを減らしたいのなら、こまめに水分補給ができる環境をつくりましょう。中でもおすすめなのが、飲み水を複数箇所に配置する方法です。

夏場は水分補給の頻度が増えるため、ひとつの器だけだとすぐ空になる可能性があります。また、水の入れ忘れなどのせいで、猫が水分補給できない状況になるかもしれません。

猫の暑さ対策①飲み水を複数箇所に配置する

対して、飲み水を複数箇所に配置すれば、いつでも自由に水分補給ができます。特に多頭飼いをしている人の場合、飲み水をほかの猫にとられるケースもあるので、複数箇所に配置しておくのがおすすめです。

暑さ対策②エアコンで室温を下げる

猫の暑さ対策としてもっとも簡単なのが、エアコンといった空調機器を使う対策です。継続して冷房を稼働できるため、お留守番をしている猫が快適な時間を過ごせます。ただし、夏の間中ずっと冷房を稼働し続けるのは金銭的にも不安です。

もし、電気代を節約しつつ猫の暑さ対策をしたいならSwitchBot ハブ2を導入してみてはいかがでしょうか。ハブ2はエアコンといった赤外線機器と接続し、スマホアプリで遠隔操作できるようになる便利なスマート家電です。

猫の暑さ対策②エアコンで室温を下げる

また、条件付きでエアコンを稼働するといった設定にも対応しており、内蔵されている温湿度計の機能などを活用して次のような使い方ができます。

  • 室温28℃を超えたときだけエアコンを起動する
  • 昼間だけエアコンを自動で起動する

猫が快適に過ごせることはもちろん、必要なときだけエアコンを起動できるため、丸1日つけっぱなしにするよりも電気代を節約しやすいです。

SwitchBot ハブ2
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暑さ対策③扇風機・サーキュレーターで空気を循環させる

夏の暑さは、部屋にこもった空気を循環させるだけで暑さ対策が可能です。例えば、次のようなアイテムを購入し猫がいる部屋で稼働させてみるのはいかがでしょうか。

  • サーキュレーター
  • 扇風機

上記のうち、稼働させるタイミングを自動化させたいなら、SwitchBot スマートサーキュレーターが便利です。コードレスで持ち運びやすいことはもちろん、1日当たりわずか5.9円で利用できます。

SwitchBot スマートサーキュレーター
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またSwitchBotが提供しているハブや温湿度計と組み合わせることにより、必要なタイミングだけ稼働するといった自動化も可能です。エアコンを稼働している隣の部屋にも冷気を届けたい、室内干しの洗濯物を乾かしたいという場合にも役立ちます。

暑さ対策④発泡スチロールに保冷剤を入れて配置する

エアコンといった空調機器を使わずに室内の暑さ対策をしたいなら、以下のアイテムを準備してください。

  • 発泡スチロール(蓋つき)
  • 保冷剤

まず発泡スチロールの側面や上側に1円玉程度の穴を複数箇所設けます。そして発泡スチロールの中に保冷剤を入れて蓋を閉じれば、簡易冷却グッズの完成です。発泡スチロールを使うことで、溶けるスピードが抑えられます。長時間室内に冷気を届けられるため、猫の暑さ対策として用意してみてはいかがでしょうか。

暑さ対策④発泡スチロールに保冷剤を入れて配置する

ただし、部屋の広さによっては十分に空気を冷やせないおそれもあります。配置する数を変える、保冷材の量を増やすというように、事前テストしておくのが良いでしょう。

暑さ対策⑤ブラッシングで冬毛を取り除く

猫のからだの熱を逃しやすくするために、夏が近づいたらブラッシングで冬毛を取り除いてあげるのがおすすめです。もちろん冬毛は自然と抜け落ちていきますが、猫の種類によっては冬毛が夏の間中も残ってしまう品種も少なくありません。

また、長毛の猫の場合にはペットサロンなどを利用してトリミングしてもらうのも効果的です。冬毛のブラッシングに対応している店舗も多いため、自身でブラッシングができない人はペットサロンに相談することから始めましょう。

4. 老猫・子猫の場合は暑さ対策に気を付けよう

自宅で飼っている猫が老猫・子猫の場合、暑さ対策に注意が必要です。それぞれ暑さや免疫力が弱く室温の影響を受けやすいため、次のポイントに気を付けてください。

  • 適温を維持しなければ体調不良を起こしやすい
  • 室温を下げすぎると体調不良を起こす可能性がある

結論として、老猫・子猫はもちろん成猫の健康を維持したいなら、夏の暑さ対策は一定の温度・湿度を維持することが重要です。基本的に夏場は室温25~28℃、湿度50~60℃が理想的だと言われています。

ただし手動で適温を維持するのは簡単なことではありません。もし手軽に適温を維持したいなら、SwitchBotハブ2やSwitchBotスマートサーキュレーター、温湿度計などを導入して、快適な空間をつくり出すのがおすすめです。「湿度が高い場合は除湿を稼働させる」「室温が高い場合は冷房を稼働させる」といった活用方法ができるので、気になる方はぜひ導入を検討してみてください。

5. 猫が熱中症・夏バテになったらどうする?

最後に、猫が熱中症・夏バテになった場合の対処法を紹介します。発見してすぐにできること、症状が続く場合にできることをそれぞれ整理しました。

十分に水分を取らせて快適な部屋で休ませる

猫が熱中症や夏バテを発症していると感じたら、すぐに水分を取らせて一定の室温・湿度が保たれた部屋で休ませてください。軽度の熱中症・夏バテであればすぐに回復します。

また猫が熱中症や夏バテを発症するのは、夏の暑さ対策が不足している証拠です。この機会に本記事で紹介した暑さ対策にチャレンジしてみてください。

体調が戻らない場合はすぐに動物病院へ

休ませても猫の体調が戻らなかったり、呼びかけても反応しなかったりと症状がひどい場合には、すぐに動物病院へ連絡してください。緊急対応してくれる動物病院も見つかるので、自宅エリアの近くの動物病院や、かかりつけの病院で診察してもらいましょう。

最後に

近頃の夏は、30℃を下回る日が極端に少なくなってきました。そういった状況で暑さ対策をしないまま猫をお留守番させるのは非常に危険です。命の危険があるので、この機会に室温・湿度を快適に保つ対策に取り組んでみてください。

もし自宅の室温・湿度を自動で一定の温度に保ちたいなら、SwitchBot ハブ2とエアコンを連携して自動化したり、SwitchBot スマートサーキュレーターとハブを組み合わせて空気を循環させるのがおすすめです。老猫や子猫を飼っている人の場合、24時間ずっと快適な環境を維持しなければならないため、便利なスマート家電を導入してみてはいかがでしょうか。

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