電気料金の値上げがおかしい!2~3倍になった原因は?今後はどうなる?
最近、電気料金が値上げされた影響で、生活が苦しくなったとお悩みの方も多いでしょう。中には以前の2~3倍に膨らみ、今後の生活に不安を感じている人も多いはずです。
この記事では、電気料金の値上げが発生した理由や、電気料金を減らすためにできる対策を紹介します。省エネに役立つ方法を具体例付きで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1、電気料金の値上げがおかしいくらい高くなっている理由
電気料金の値上げによって、生活が困窮している人も多いでしょう。まずは電気料金が値上げしてしまった理由を3つ紹介します。
理由①電力会社が電気料金を高くした
電気料金が値上げした大元となる原因は、電力会社が値上げを決定したからです。値上げするに至った理由を以下にまとめました。
- 原子力発電所が停止した
- 日本の円安が加速した
円安でそもそもの価格が上昇したことはもちろん、当時国内の25%程度を担っていた原子力発電所が停止したことによって電力が不足し、発電する費用が高騰しました。結果として、電力会社は電気料金を上げざるを得なくなり、以前の2~3倍の費用が請求されるようになったのです。
理由②省エネシステムで電気代が高くなった
最近では省エネシステムが普及したことによって、各家庭が電力を節約できるようになりました。ですが一方で、民間の電力会社の電力が売れず、不利益をこうむっています。
そのため民間の電力会社は、減ってしまった利益を補うために、一部地域で電気料金の値上げが実施しました。国営企業と民営企業によって料金の差が発生したことはもちろん、特に夏場・冬場など、電化製品を活用する時期には、数千~数万円もの金額差が発生している状況です。
理由③世界情勢の影響を受けた
近年の電気料金の値上げには、次のような世界情勢の影響も関係しています。
- ロシア・ウクライナの侵略戦争
- 新型コロナウイルス
例えば、戦争の影響で世界的にエネルギーの争奪戦が起こりました。日本でも他国に電力を売っていたため、急激な電力不足に陥り電気料金を上げざるを得なくなったのです。また、新型コロナウイルスのまん延から復帰し、巣ごもり需要が減ったことも電気料金の値上げに影響しています。急激に利益を確保できなくなった電力会社が、利益確保のために、電気料金の単価を高めたことも原因のひとつです。
2、近年の電気料金の推移データ・将来予想
電気料金の値上げは、新型コロナウイルスまん延後の2021年から現在にかけて続いています。参考として、下図に1kWh当たりの料金単価の推移グラフを掲載しました。
出典:新電力ネット「電力市場データ」
グラフからわかるように、電気料金の値上げが続いている状況です。特に夏場・冬場は電気料金が高騰していることがうかがえます。また直近の2023年6~9月にかけては一時的に電気料金の値下げが発生していますが、世界情勢が不安定化していることから、もう一度年末にかけて電気料金が高騰するなど、全体を見ても値上げの波が収まっていません。
3、電気代の高い家電一覧
自宅で使う家電の中でも、特に電気代が発生する製品をまとめました。上がり続ける電気料金に対抗するため、紹介する製品の節電を検討してみてください。
エアコン
空調設備のエアコンは、家電の中でも高額になりやすい電化製品です。夏場・冬場には長時間運転し続ける影響もあり、他の季節と比べて毎月数千円の費用増加につながります。
また、エアコンの電源消し忘れ、就寝時のつけっぱなしなども電気代が増える原因です。節電のためにも、必要なときだけエアコンを起動し、不要なときには確実に停止するといった生活を続けることが欠かせません。
冷蔵庫
自炊するために欠かせない電化製品「冷蔵庫」も電気代が増える原因です。内容物を冷やし続けなければならない冷蔵庫は、24時間365日ずっと起動しつづけなければなりません。電源をOFFにすることができないため、電気料金の値上げの影響をダイレクトに受けてしまいます。
もし冷蔵庫の節電をしたいのなら、省電力で内容物を冷やし続けられる状態を維持するべきです。内容物を7割程度に維持して冷気の通り道を作る、保冷剤を入れておく、何度も開閉しないといった対策を実施することにより、電力消費を必要最小限に抑えられます。
照明
人間の生活に欠かせない「照明」も、電気代が増えてしまう原因のひとつです。すべての部屋に取り付けられているため、照明を使う部屋数が多い、一軒家・広い間取りのマンションほど、電気代が増えてしまいます。
電気代を節約したい場合には、なるべく照明を使う部屋で家族と一緒に過ごす、こまめに電気のON/OFFを実施するといった対策が必要です。外出時に照明を消し忘れることも多いため、外出の際に照明チェックをするのも良いかもしれません。
4、電気料金を減らすためにできる対策
生活に影響する「電気料金の値上げ」への対策を3つ紹介します。電気代を下げたい方は、スタートしやすい方法を選んで実践してみてください。
省エネ家電を購入する
古い電化製品は電気消費量が激しいので、新しく省エネ家電への買い替えを検討してみてください。
近年では、消費電力を大幅に抑えられる省エネ家電も登場しており、5年、10年前よりもさらに消費電力を抑えやすくなっています。自宅の電化製品をすべて省エネ家電化できれば、1日に消費する電力量が減り、月当たりの電気代を節約可能です。ただし、省エネ家電の購入にも費用が発生するため、古くなったものから優先して買い替えするのが良いでしょう。
こまめに家電をOFFにする
電化製品は使い続けるからこそ電気代が増えるため、こまめに電源をOFFにすることが重要です。しかし、人間は忘れっぽい生き物ですので、いずれ電源をOFFにする習慣を忘れてしまうかもしれません。
もし手軽に自宅家電の電源をまとめてOFFにしたいのなら、SwitchBotが提供しているプラグミニを活用してみるのはいかがでしょうか。SwitchBot プラグミニは、家にある普通の家電をスマート家電化できる便利なアイテムです。プラグミニをコンセントに刺し、家電のコンセントと接続するだけで、好きな場所から家電をON/OFFできます。SwitchBotアプリのモニタリング機能を使えば、リアルタイムで電気使用量も確認できるため、こまめに節電したい人におすすめです。
適正温度に合わせてエアコンを利用する
自宅家電の中でも消費電力の大きなエアコンは、必要なときだけONにし、不要なときにはOFFにするといった使い方をすることで、電気代の節約につながります。しかし、温度・湿度を計りながらこまめにON/OFFするのは大変です。
もし自動でエアコンの温度調整・起動を実現したいのなら、SwitchBot ハブ2を活用してみてはいかがでしょうか。ハブ2には温湿度計が搭載されており、赤外線等との連動が可能です。「28度を超えたら冷房を付ける」「20度より低くなったら暖房をつける」「湿度が70%を超えたら除湿する」といった設定ができるため、必要なときだけエアコンを起動する自動化が可能となります。リモコン操作の手間をなくしたい方は、ぜひSwitchBotハブ2を活用してみてください。
最後に
この記事では、電気料金の値上げに悩んでいる方向けに、値上げの原因や今後の見通し、電気代が高くなりやすい電化製品の種類について紹介しました。
もし省エネや節電対策の手間・負担を減らしたいのなら、遠隔操作・自動化に役立つSwitchBot製品を活用するのがおすすめです。SwitchBot プラグミニを使えばスマホをかざして他のSwitchBot製品をまとめて操作できます。また、SwitchBot ハブ2を使えば、温湿度計を活用したエアコンの自動化が可能です。
SwitchBotでは、電気代節約に役立つツールを豊富に提供しています。上がり続ける電気代を少しでも節約したい人、生活を便利にしたい人は、ぜひ紹介した製品を自宅に導入してみてください。