室内での熱中症の原因と予防する対策ポイントを徹底解説
日本で頻発している「熱中症問題」についてお悩みではないでしょうか。中には、なぜ熱中症になるのかわからない、どういった対策ができるかわからないと悩む人も多いはずです。
この記事では、日本の熱中症の発症状況や原因、予防方法について紹介します。家族が熱中症にならないように気を付けたい方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
1、涼しいのになぜ?室内での熱中症が多発中
近年、地球温暖化や異常気象の影響を受けて、日本の夏が30℃を超える日が多くなりました。また、その影響を受けて室内熱中症を発症している人が増えています。参考として厚生労働省が公開する「熱中症を伴う死亡者数の推移」を一部抜粋しました。
- | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 1995年 |
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総数(人) | 1,477 | 755 | 1,528 | 1,224 | 1,581 | 635 | 621 | 970 | 318 |
65歳以上 | 1,274(86.3%) | 641(84.9%) | 1,316(86.1%) | 1,000(81.7%) | 1,288(81.5%) | 496(78.1%) | 492(79.2%) | 783(80.7%) | 179(56.3%) |
引用:厚生労働省「年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~令和4年)」
上表からわかるように、2017年以前に比べると、熱中症による死亡者数が以前の2~5倍に増加しています。苛酷な猛暑に耐えられず、亡くなってしまう方が増えているのはもちろん、特に65歳以上の高齢者の割合が顕著です。今後も毎年のように猛暑が続くと予想されるため、この記事をきっかけに熱中症対策をスタートしてみるのはいかがでしょうか。
室内熱中症の初期症状・応急処置
熱中症の中でも発症しやすいのが室内熱中症です。屋内にいるのにも関わらず熱中症を発症します。参考として初期症状を以下にまとめました。
- めまいや立ちくらみ
- 急激な喉の渇き
- 唇のしびれ
- 体のほてり
- 呼吸の苦しさ
もし上記の状態にあてはまる場合には、応急処置として「塩分を含む経口補水液の摂取」「血流の良い部位の冷却」を実施してください。例えば、夏場の室内熱中症の準備としてスポーツドリンクや保冷剤を買いだめしておくと良いかもしれません。
エアコン・クーラーを起動しても熱中症になる理由
熱中症はエアコン・クーラーをつけていれば回避できると思われがちですが、実は空調機器を起動していても発症する場合があります。例えば、次の項目が室内熱中症を引き起こす理由です。
- 涼しいが水分補給を怠っている
- 室内外の気温差で体調を崩している
エアコン・クーラーを使って部屋が涼しくなったことにより、水分補給を忘れて熱中症になる人がいます。また炎天下の屋外から急に寒い室内に入った影響で体調を崩し、そのまま熱中症を発症する場合もあるそうです。
エアコン・クーラーがあれば熱中症を回避できると思われがちですが、その前に体調管理が必要だと覚えておきましょう。
2、室内で熱中症が起きる原因
室内熱中症が起こる理由を詳しく説明するために、3つの原因を整理しました。紹介する項目にあてはまる数が多いほど、熱中症になるリスクが高まります。
原因①脱水症状
室内での熱中症は、体内の水分不足(脱水症状)が原因で発症します。体内の水分が減ったことによって体調を崩すほか、血液が十分に巡らなくなり倒れてしまうケースがあるそうです。
また、夏場は汗をかきやすいため、汗として体内の塩分が抜けてしまうのも原因だと言われています。塩分の含まれていない水などを摂取しすぎた結果、体内の塩分濃度が薄まって体調を崩してしまう人も多いそうです。
原因②体調不良
室内の熱中症は、夏場の暑い時期に風邪といった病気で体調不良になった際に発症しやすいと言われています。
風邪の影響で体内のウイルスを除去するために体温が上がるほか、汗をかいて水分を失った結果、体調不良が悪化して熱中症のリスクが高まるそうです。体が弱っているときは特に熱中症になりやすいため、十分な水分補給と休息が必要になると言われています。
原因③体温の上昇
室内で熱中症になってしまうのは、体温が上昇しているのが原因になる場合があります。例えば、次のような状況で室内にいた場合には、熱中症を発症するかもしれません。
- 高温の屋外から涼しい屋内に入ってきた
- 長風呂で体が温まった状態で過ごした
- 運動後の体が温まった状態で過ごした
熱中症は身体が温かいほど発症するリスクが高まります。熱中症を避けるためには、身体をクールダウンするか、十分に水分補給して熱が上がりにくいように調整することが重要です。
3、室内での熱中症を予防する対策ポイント
屋内で発症する熱中症を予防したい方向けに、3つの予防方法をまとめました。紹介するのはすぐに導入できる方法ばかりです。熱中症対策を自動化する方法も提案しているので、気になる方法にチャレンジしてみてください。
対策ポイント①こまめな水分補給
熱中症予防に必要不可欠なのが、こまめな水分補給です。夏場の気温の影響を受けて脱水状態に陥ると、あっという間に熱中症を発症してしまいます。
また、夏場にクーラーをつけていると、涼しい影響で、喉が渇いていても「そこまで喉が渇いていない」と錯覚する場合があるのも特徴です。安全のためにも、夏場は1時間ごとに水分を補給するなど、水分補給を欠かさないように気を付けてください。
また、自宅に水分のストックがなくならないように、飲料物をまとめ買いしておくのがおすすめです。通常の水だけでなく、ミネラルを含むお茶やスポーツドリンクといった経口補水液を準備しておくと、熱中症のリスクを下げられます。
対策ポイント②空調設備の活用
室内で空調設備を起動しているか・していないかによって、熱中症のリスクが変化します。特に眠っているときに空調を消している方は、今後、夜の時間帯も熱中症予防としてエアコン・クーラーを起動し続けるのがおすすめです。
しかし、空調設備は使い続けるほど電気料金が増してしまいます。そこで、電気料金を抑えつつ熱中症対策をしたいなら、SwitchBotが提供している「サーキュレーター」を活用してみるのはいかがでしょうか。
サーキュレーターで室内の空気を循環すれば、室内の温度を均一に保ちやすくなります。またエアコンと併用することにより、省電力で部屋全体を効率よく冷やせるのが魅力です。静音で使いやすい製品ですので、暑い夏を快適に過ごせます。
対策ポイント③子どもの様子も常にチェック
熱中症予防を考える際には、子どもの熱中症にも気を付けなければなりません。子どもの中には眠っているように見えて、実は体調を崩している場合もあるため、こまめに様子を確認するのがおすすめです。
しかし、忙しいときや眠っているときに子どもの様子をチェックするのは不可能でしょう。そこでおすすめなのが、SwitchBotの「ハブ2」「見守りカメラ3MP」を活用する方法です。
ハブ2と見守りカメラ3MPを活用すれば、遠隔的に子どもの様子をチェックできます。また、動体センサーを活用して、おかしな動きをした際に通知するように設定することも可能です。大切な子どもの健康を見守るためにも、ぜひ離れた場所から子どもの様子がわかるSwitchBot製品を導入してみてください。
対策ポイント④温度と湿度を気にする
室温や湿度は家や部屋ごとに異なります。温湿度計を使用して、お部屋の温度・湿度をすぐ確認できて、お年寄りや赤ちゃんがいるご家庭におすすめです。留守中でもペットの見守りが可能に。
スマホのアプリから、温度·相対湿度·絶対湿度·露点温度·飽和水蒸気圧、計5項目のデータを記録し関覧することができます。
SwitchBotハブミニと組み合わせば、ご設定した温度・湿度の範囲により、異常が発生したら、どこでもでアラート通知が届きます。
おわりに
この記事では、日本における熱中症が頻発化している状況や発症する原因、予防方法について紹介しました。
水分補給といったシンプルな対策ならすぐにスタートできますが、眠っている場合など無意識の対策は難しいでしょう。もし睡眠中も安心して熱中症対策をしたいのなら、自宅家電をスマート家電化できるSwitchBot製品を導入してみるのはいかがでしょうか。
例えば、自動で空調設備を起動できる「サーキュレーター」や、離れた場所から子どもの様子をうかがえる「ハブ2」「見守りカメラ3MP」の組み合わせが便利です。熱中症は年齢を問わず発症する恐れがある病気ですので、この機会に準備を始めてみてください。